お呼ばれの際に選ぶ靴には、一般的なマナーや考慮すべきポイントがいくつかあります。
特に結婚式などのフォーマルなイベントで履いていく靴を選ぶときは、事前にNG事項などを確認しておきましょう。
本記事では、結婚式などにお呼ばれしたときの靴のマナーについて解説します。
結婚式などのお呼ばれにおける女性ゲストの靴のマナー
結婚式などのお呼ばれにおける女性ゲストの靴には、いくつか押さえておきたいマナーがあります。
- つま先が隠れるパンプス
- 適度なヒールの高さ
- 光沢のある素材
- 靴の清潔さ
これらのポイントを考慮しつつ、快適かつフォーマルな雰囲気にマッチした靴を選ぶようにしましょう。
つま先が隠れるパンプス
フォーマルな場では、つま先が隠れるパンプスを選ぶことがマナーです。
オープントゥの靴はカジュアルに見えるため、フォーマルな席にはふさわしくないとされます。
適度なヒールの高さ
長時間履くことを考えると、高過ぎるヒールは足が痛くなってしまう可能性があります。
程よい高さで歩きやすい靴がおすすめです。結婚式にお呼ばれした場合は細めのピンヒールで、高さが3センチ以上のヒールがよいでしょう。
高いヒールの靴を履き慣れている方は、5〜8センチ程度のヒールもおすすめです。
なお、太過ぎるヒールはカジュアルな印象を与えることがあるため、注意しましょう。
光沢のある素材
フォーマルな席では、光沢のある布製の靴が一般的なマナーとされます。
またエナメルなど光沢のある素材も、華やかな印象を与えるのでおすすめです。
一方で革製品は殺生を連想させるとする考え方があるため、革製の靴は避けた方がよいでしょう。
靴の清潔さ
お呼ばれの際には、靴の清潔さも重要です。
手入れが行き届いた清潔な靴を選ぶことで、全体のスタイルが引き立ちます。
結婚式などのお呼ばれにふさわしくない靴
お呼ばれにふさわしくない靴もあります。
以下に挙げる靴は結婚式などのフォーマルな席では避けた方がよいでしょう。
- つま先が見えるミュールやサンダル
- アニマル柄の靴
- ブーツ・スニーカー・サンダル
詳しく見ていきましょう。
つま先が見えるミュールやサンダル
結婚式などのお呼ばれでは、つま先が見えるミュールやサンダルは避けた方が無難です。
ドレッシーであっても、この種の靴は「妻が先立つ」という意味合いから避けられることがあります。
アニマル柄の靴
レオパード柄やパイソン柄などのアニマル柄は、殺生を連想させるため結婚式では履くのを避けましょう。
ただしスエードの靴であればに許容されることもあります。
ブーツ・スニーカー・サンダル
フォーマルな席では、ブーツやスニーカー、サンダルといった普段履きの靴は避けましょう。
カジュアルな印象を与えてしまうため、結婚式では不適切です。
衣装との調和も考えよう
結婚式などのお呼ばれで履く靴を選ぶ際には、マナーを守りつつ、衣装の色やデザインを考慮して靴を選ぶとよいでしょう。
靴の色やデザインは、全体のコーディネートを引き立てる重要な要素です。
衣装の色味や濃淡を見て靴の候補を絞り込み、鏡の前で全身のコーディネートを確認しましょう。
ローヒールのパンプスを選ぶ際のポイント
一般的にお呼ばれの場ではある程度ヒールのある靴が推奨されますが、妊娠中の方や高いヒールが苦手な方は、ローヒールを履いても問題ありません。
ここからは、結婚式などのお呼ばれのシーンで履きやすい、ローヒールパンプスの選び方をご紹介します。
ローヒールのパンプスを選ぶ際のポイントは、フォーマルな場でも華やかさを損なわず、快適に過ごせるデザインと素材を選ぶことです。
ポインテッドトゥを選ぶ
つま先が細く尖っているポインテッドトゥのデザインの靴はフォーマルな印象を与えやすく、足元をスマートに見せてくれます。
ローヒールでも脚長効果を期待できるでしょう。
エナメルやレース、グリッター素材を選ぶ
ローヒールの靴では華やかさを演出するために、エナメルやレース、キラキラしたグリッター素材を使用したタイプの靴を選ぶとよいでしょう。
これらの素材はドレスに合わせやすく、フォーマルな場にも適しています。
黒やベージュ、シルバー、ゴールドの色を選ぶ
ローヒールパンプスの色も重要です。
一般的に、黒やベージュ、シルバー、ゴールドなど中立的で合わせやすい色合いがフォーマルな場面で好まれます。
快適さとフィット感を意識する
パンプスを選ぶ際は、快適さとフィット感を意識することも重要です。
足にぴったりと合ったサイズで、足首や甲の部分が窮屈にならず、歩きやすい靴を選びましょう。
結婚式などにお呼ばれしたら、マナーに合う靴を選ぼう
結婚式などのお呼ばれの際は、フォーマルな場にふさわしい靴を選ぶことが大切です。
つま先が隠れるパンプスタイプで適度なヒールの高さがある、履きやすい靴を選びましょう。
光沢感のある素材で、清潔感があるデザインのものがおすすめです。
妊娠中の方やヒールが苦手な方は、ローヒールのパンプスでもよいでしょう。
エナメルやレース、グリッターなどの素材の靴なら、ローヒールでも華やかさを演出できます。
お呼ばれの具体的なシーンをイメージしながら、マナーを守って当日のコーディネートを引き立てられる靴を選びましょう。