60代女性のインナーの選び方を素材別に解説!

60代女性のインナーの選び方を素材別に解説!

自分にぴったり合うインナーを見つけるには、サイズや形、デザインのほかに、素材選びも重要なポイントになってきます。

60代女性がインナーを選ぶときには、どのような素材を選ぶとよいのでしょうか。

本記事では、60代女性のインナーの選び方を素材別に紹介していきます。

60代女性のインナー素材の選び方のポイントは?

年齢を重ねるにつれて体型や肌に変化があらわれ始め、インナーも今までとは選び方が変わってきます。

ここでは、60代女性の方がインナーに求める機能に合わせた素材の選び方についてご紹介します。

つけ心地の良さ

60代女性がインナーに求める意見で最も多いのが、デザインよりも機能性です。
とくに、多くの女性の方がブラジャーやショーツのつけ心地の良さを重視しているようです。

長時間つけているものだからこそ、デザインよりも快適性を追求したいという60代女性の本音が伺えます。

つけ心地の良さでインナーを選ぶなら、長時間つけていても肌ストレスにならない、柔らかくなめらかな素材を選ぶのがおすすめでしょう。

肌に優しい

60代女性の方の中には、ホルモンバランスの変化によって若いときよりも肌が敏感になっている方が大勢いらっしゃいます。
今まで大丈夫だったインナーであっても、肌の変化によってかぶれてしまう人もいるようです。

このような敏感肌の方には、肌に優しい天然素材のインナーを選ぶのがおすすめ。

また、夏場の汗ムレも肌トラブルの一因となります。インナーは吸湿効果のある素材のものを選ぶのがよいでしょう。

60代女性におすすめのインナーに用いられる主な素材

女性用のインナーに使われる素材には数多くの種類があります。

その中でも、60代女性におすすめしたい機能にこだわったインナー素材をいくつかピックアップし、素材の種類別にご紹介します。

コットン(綿)

コットンは綿花からつくられた植物性の天然素材で、敏感肌の方にもおすすめの素材です。

吸水性や通気性に大変優れており、夏場に汗をかいてもしっかり吸収してくれるため、汗ムレを防ぐ効果があります。

また、コットンはふんわりとした肌触りが特徴的で、インナー以外でもハンカチやタオル、赤ちゃんの衣料など肌に直接触れる製品に多く使われています。

ほかにも、水に強いため洗濯しても傷みにくく、熱にも強いためアイロンをかけても縮みにくいことが特徴です。

シルク(絹)

シルクは、蚕の繭から作られた動物性の天然素材です。皮膚の成分に近いアミノ酸が多く含まれているため、敏感肌の方にも優しい素材となっています。

ほかの繊維と比べて、シルクは肌触りが大変なめらかで、保温性や保湿性、伸縮性にも優れています。

夏場は適度に汗を吸って発散し、冬場は保温・保湿してくれるので年中快適に過ごせるのがシルクの特徴です。

ただし、シルクは大変デリケートな素材ですので、洗濯をするときなど取り扱いに注意しましょう。

リネン(麻)

リネンは、亜麻科の植物から作られた天然の植物素材です。天然由来のため肌に優しい素材としても知られています。

繊維がストロー状の形状をしているため通気性が良く、とくに夏場は涼しく快適に過ごすことができるインナー素材です。

また、吸湿性と放湿性の両方を兼ね備えており、汗をかいても吸収してくれるので、べたつきがなく肌の清潔感を保つことができます。

ウール

ウールは羊の毛です。それぞれの繊維が縮れており、複雑に絡まっているために、とても断熱性に優れています。

コットンの半分、そしてナイロンの5分の1程度まで熱伝導性がないことで、これだけの断熱性を誇っています。

加えて、素材そのものが抗菌と免疫機能を持っているため、細菌が増えるのを抑えることも可能です。

ポリエステル

ポリエステルは、インナーや衣類などに広く使われている化学繊維で、軽くてしわになりにくいといった特徴があります。

速乾性が高いため、夏場に汗をかいてもすぐに乾いてくれるので不快感なく快適です。

また、繊維が乾燥することで熱が体にこもるのを防ぎ、体温の上昇を抑えてくれる効果もあります。繊維が丈夫なため洗濯を繰り返しても型崩れせず、インナーを長持ちさせてくれます。

レーヨン

レーヨンは、木材の繊維で作られた天然由来の素材です。
シルクのような光沢と柔らかさに加え軽量であるため、インナーのつけ心地がよいのが特徴です。静電気にも強いため肌にまとわりつく不快感もありません。
また、吸水性や吸湿性も高く、夏場や運動した後に汗をかいても吸水するので、体温調整にも役立ちます。
ただし、レーヨンは大変デリケートな素材のため、洗濯など取り扱う際は注意が必要です。

キュプラ

キュプラは、コットンリンターと呼ばれる綿の実に密生している繊維でつくられた素材です。

光沢があり、シルクのようになめらかな肌ざわりが特徴。また、吸湿性があるので、夏場に汗をかいてもすぐにさらさらになります。

なめらかな素材でありながらも静電気がおきにくいといった特徴もあり、冬場の静電気でインナーが肌にまとわりつくことがないのも、キュプラのよいところです。

モダール

モダールは、ブナ材を原料としたセルロース繊維の一種です。環境に優しい製法によって作られていることもあり、エコ素材としても知られています。
吸湿性に優れており、シルクのようになめらかで光沢があるのが特徴です。
また、コットンの2倍の柔らかさがあると言われているだけに、肌にも大変優しい素材となっています。
なお、モダールはオーストリアのレンチング社で製造されている素材です。

テンセル

テンセルは、パルプを原料とした、精製セルロース繊維と呼ばれるヨーロッパで開発された新素材です。

吸湿性や速乾性に優れており、夏場の汗によるべたつきも気になりません。
また、美しい光沢感があり、シルクのように柔らかく、肌触りが大変よいのもテンセルの特徴の一つです。

ヨーロッパでの品質表示名はリヨセルですが、商標はテンセルで統一されています。テンセルもモダールと同じく、オーストリアのレンチング社で製造されている素材です。

パワーネット

パワーネットは、ポリウレタンにナイロンを巻いた繊維をメッシュ状に編んだ素材です。伸縮性が大きく丈夫であるため、補正下着やガードルなどに使用されています。

また、メッシュ素材のため通気性が良く、夏場や運動時にも熱がこもらず快適に過ごせるのも特徴の一つです。弾力があり収縮性もあるため、バストやヒップを引き締めて形をきれいに見せてくれる効果も期待できます。

つけ心地や肌に優しい素材のインナーを選ぶのがおすすめ

今回は数あるインナー素材の中から、60代女性におすすめな素材をピックアップして紹介しました。

インナー選びの基準も年齢を重ねるごとに変化していきます。

60代女性は体型や肌の変化を踏まえ、機能性を重視したインナーを選ぶのがおすすめです。

インナーは長時間着用するものだからこそ、つけ心地や肌へのやさしさにこだわって選びましょう。

ストレスなく毎日を快適に過ごせるよう、本記事を参考に自分にぴったり合ったインナーを見つけてください。

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