骨格ナチュラルタイプは、ストレート、ウェーブを含めた3つの骨格タイプのなかでも骨格がしっかりしたスタイリッシュな体型が特徴です。
地厚な生地やボリューム感のあるアイテム、トレンドのオーバーサイズをラフに着崩すコーディネートとの相性抜群です。
今回は、骨格ナチュラルタイプの特徴や、似合う服・似合わない服を解説します。
骨格ナチュラルは骨や筋が目立つスタイリッシュな体型が特徴
骨格ナチュラルは、骨格タイプのなかでも骨や筋などがしっかりしたフレーム感が特徴です。上半身は肩幅が広めで張っており、肩甲骨が大きく立体的です。胴回りは薄めでウエスト位置が高く、腰骨が張っている傾向があります。首の長さには個人差がありますが、長めの人が多く、筋が目立ちます。
下半身はヒップが平面的で、膝の皿が大きめの人が多い傾向です。また、体に対して手足が大きく、指やくるぶし、肘などの関節が目立ちます。重心に偏りがなくスラリとバランスの取れたスタイルは、モデルに多い骨格タイプともいわれています。肌質はマットでドライ、皮膚も厚めです。
骨格ナチュラルはオーバーサイズや重厚感のある服が似合う
しっかりしたフレーム感のスタイリッシュな体型が魅力の骨格ナチュラルの服選びで重要なのは、地厚な生地やボリューム感のあるアイテム、オーバーサイズのアイテムを取り入れることです。
1. オーバーサイズをラフに着こなす
骨格ナチュラルタイプはゆったりとしたサイズの服がよく似合います。今流行りのオーバーサイズのTシャツやスウェット、パーカーほか、ドルマンスリーブやベルスリーブ、アシメントリーなどのトップスを着ても、だらしなく見えたり、野暮ったく見えることがありません。大きめの麻のシャツを腕まくりして、ラフに着崩すスタイルも様になるでしょう。
2. ざっくりニットなどボリューム感のあるアイテムでも着膨れない
四角いシルエットでスタイリッシュな体型の骨格ナチュラルタイプは、ローゲージニットやムートン、ツイードなど、重めの素材、ボリューム感のある素材でも着膨れすることなくスッキリ着こなせるのが特徴です。例えば厚みのあるざっくりニットは、骨格ナチュラルの骨っぽさをカバーして、女性らしさを引き出してくれるでしょう。
ボトムスはワイドパンツやボーイフレンドデニム、フレアマキシスカートがおすすめです。腰からボリュームが出る細かなプリーツのロングスカートなども綺麗に着こなせます。綿や麻など、天然素材アイテムとの相性も抜群です。
骨格ナチュラルに似合わない服
骨格ナチュラルタイプの服選びで心がけたいのが、服が肌にフィットするのを避けることです。
1. 肌にフィットするサイズ・素材は骨っぽさが目立つ
着膨れしそうな服を着てもスタイリッシュに着こなせる骨格ナチュラルタイプですが、一方で体にフィットするサイズ感のものは骨っぽさ、筋っぽさが悪目立ちする傾向があります。スキニーパンツはコーディネート次第で貧相に見えてしまうことがあるため、オーバーサイズで丈が長めのスウェットやパーカーを合わせるなど、トップス選びに注意が必要です。
2. ミニスカートやショートパンツは骨ばった印象を強く与える
骨格ナチュラルタイプは、膝のお皿が大きく、すねの骨が太いのが特徴です。そのため、ミニスカートやショートパンツなど、膝が出る短い丈のボトムスは骨ばった足を強調してしまうでしょう。痩せ型の場合、貧相に見えてしまうこともあるため、出来るだけ避けた方が無難です。
3. 柔らかい素材や薄い素材はたくましさを強調してしまう
シフォンやレースのスカート、シルク、サテン、ナイロンのブラウスなど、柔らかい素材や薄い生地、ツルンとした光沢感のある素材にも注意しましょう。骨格ナチュラルタイプのフレーム感が強調され、たくましい印象を与えてしまいます。また、しっかりした骨格に負けてしまい、チープな印象を与えてしまうことがあります。
素材以外でたくましさを強調するアイテムとして、パフスリーブやフレンチスリーブがあります。骨格ナチュラルタイプの張った肩が目立ち、ゴツく見えてしまうので注意しましょう。
オーバーサイズ&ボリューム感で骨格ナチュラルの魅力を十分に引き出そう
骨格ナチュラルはしっかりしたフレーム感と長い手足がスタイリッシュな印象を与える骨格タイプです。ボリューム感たっぷりのざっくりニットやオーバーサイズの変形パーカーなどを着膨れすることなくおしゃれに着こなせます。
その反面、体にフィットするサイズ感や柔らかい素材、薄い素材などは、骨格ナチュラルの骨っぽさが強調されてしまうでしょう。