30代40代のママは、お子さんの入学式や卒業式、そのほかの学校行事はもちろん、習い事の発表会などさまざまなシーンでフォーマルな服装をする必要があるでしょう。
そんなときに必要になるのがスーツですが、毎回新調するのは大変です。
ですが、スーツならアイテムを変えるだけでも印象が変わるので、頻繁に着る機会があっても着回しがしやすいです。
そこで今回は、30代40代のママにおすすめしたいスーツスタイルの選び方を徹底解説します。
きちんと感があって、着回ししやすいスーツの選び方をマスターして、セレモニーシーンやフォーマルシーンそれぞれに合う素敵な装いを目指しましょう。
スーツスタイルに合わせたい小物の選び方も紹介します。
30代40代ママが押さえておきたいスーツスタイルの5つのポイント
入学式や卒業式ではフォーマルさが求められますが、それほどフォーマルではない場面でもスーツを着る機会はあります。
スーツスタイルを選ぶときは、どんな場面でも着まわせるようにポイントを押さえて選ぶようにしましょう。
1. 華やかさを意識する
入学式や卒業式に着る場合、またピアノやバレエなどお子さんもドレスアップして望むような発表会の場合は、ママの着るスーツも華やかさのあるものを選ぶのがポイントです。
入学式などの式典の場合にふさわしい服装は「セミフォーマル」の服装ですから、セミフォーマルを基本として華やかさのあるセレモニースーツを選びましょう。
色はグレー・ベージュー・ピンクベージュ・白などがおすすめです。
セミフォーマルはジャケットと合わせることがマストになるので、パンツが黒でも華やかさのあるジャケットを用意しておけば華やかなコーディネートが作れます。
特に入学式・卒業式などのお祝いでは、お祝いの場に花を添えられるような華やかさを意識してみてください。
コサージュをつけたり、ヘアスタイルを意識することでより華やかな印象を作り出せるでしょう。
2. 華美になりすぎない
ママのスーツスタイルに華やかさは重要なのですが、華美になりすぎてしまうのは避けたいところです。
お子さんの晴れの日や晴れ舞台だと思わず気合いが入ってしまいますが、主役はお子さんです。
華やかさをキープしながらも、華美にならないようにバランスのいいスーツスタイルを目指しましょう。
アクセサリーなどをつけるのもいいですが、下品に見えるような大振りのものなどはおすすめしません。
大切なお子さんを任せる先生への挨拶の場や、ほかのお子さんのママとの出会いの場でもあります。
清潔感・上品さ・落ち着きなどを意識したスタイルにしましょう。
3. 高級感があるものを選ぶ
スーツを着る機会があまり多くないと、高いお金をかけるのもちょっと気が引けるかもしれません。
しかし入学式や卒業式は、フォーマルなお祝いの場です。
素材がペラペラなものや、シワができやすいようなスーツは避けましょう。
高いお金を出せばいいというわけではなく、リーズナブルでも材質がしっかりしていたり、高級感を感じさせたりするスーツはたくさんあります。
着用する前はシワや汚れがないかもきちんと確認して、高級感を感じさせる装いを目指しましょう。
身のこなしを気をつけるだけでも、スーツに高級感が生まれます。
またツイードや光沢感のある生地を選べば、シンプルなシルエットやディテールのスーツでも一気に高級感がアップし、セレモニー感を演出することが出来ます。
ディテールで華やかさを演出するよりも大人っぽいイメージになりますので、30代40代ママにはおすすめです。
4. スカートの場合は丈に気をつける
最近はパンツスタイルを選ぶママも増えていますが、ワンピースやスカートにジャケットを合わせるスタイルは定番のスーツスタイルです。
30代40代ママがスカートのスーツスタイルを選ぶときに気をつけたいのは、スカート丈です。
立ったときに膝が隠れる丈を選ぶ方は多いかもしれませんが、入学式や卒業式などの式典で着るフォーマルな服装の場合、「座ったときも膝が隠れる」というのがマナーとなっています。
ハンカチなどで膝を隠す方もいますが、着席や起立が多い入学式・卒業式で毎回隠すのは大変です。
立った状態だけでのスカート丈を意識するのではなく、座ったときにしっかり膝が隠れるかをチェックして選びましょう。
5. リボンやレースをふんだんに使ったスーツは避ける
華やかな場で着るセミフォーマルのスーツには、華やかさを演出するためのリボンやレースがあしらわれていることも多いです。
リボンやレースを使っていること自体は悪くありませんが、あまりにもふんだんに使われていると華美に見えたり、安っぽく見えたりしてしまいます。
リボンはどうしても可愛らしい印象が出てしまうので、取り入れるとしてもワンポイント程度がおすすめです。
30代40代のスーツスタイルなら、落ち着きがあって大人の余裕を感じさせるスタイルを目指すとよいでしょう。
\30代40代のママにおすすめなセレモニースーツ/
30代40代ママがスーツスタイルを選ぶときの4つの基本
スーツスタイル選びのポイントがわかったら、スーツスタイルを選ぶうえでの基本も押さえておきましょう。
ここでは、色やデザインの基本を紹介します。
1. 入学式には春らしい色を取り入れる
入学式は「新しい生活」や「新しい出会い」を感じさせるお祝いの場です。
春らしいベージュ・ベージュピンク・白などは、季節感を取り入れるとともに、「新しさ」を感じさせる色でもあります。
全てのアイテムを明るい色で揃える必要はありませんが、明るい色の面積を多く取ると、入学式にぴったりのスーツスタイルが完成するでしょう。
2. 卒業式はダークカラーがおすすめ
卒業式もお祝いなのですが、旅立ちの場や別れの場でもあります。
もちろん華やかさは必要なのですが、明るい色のスーツよりも、ダークカラーの落ち着いたスーツがおすすめです。
ネイビーやグレーは暗くなりすぎません。
またブラックでもツイードや光沢のある素材、ディテールに華やかさを感じさせるデザインのものを選べば暗くならないのでおすすめです。
3. セットスーツは着回しが自在にできる
セミフォーマルスーツは着回しがしやすいように「ジャケット+パンツ+スカート」の3点セットや、「ジャケット+パンツ+スカート+ワンピース」の4点セットで売られていることも多いです。
スーツを毎回新調するのはお金がかかりますが、セットで購入すれば、組み合わせを変えるだけで違う印象を演出できます。
4. スカートやワンピースはフレアが動きやすい
スカートやワンピースのスーツスタイルで多いのは、フレアスカートかタイトスカートです。
どちらを選んでも問題はないのですが、入学式や卒業式では靴を履いたり脱いだりする機会も出てきます。
着脱するときに椅子がある場合は少ないので、立ったままでも動きやすいフレアスカートの方がおすすめです。
好みで選んで問題はないのですが、試着する際には動きやすさもチェックしておくといいでしょう。
30代40代ママ必見!スーツスタイルの着回し術
あれもこれも買ってしまうとお金がかかってしまいますが、すでにあるアイテムを上手に組み合わせることで、スーツスタイルも着回しができます。
せっかくのお祝いの場ですからおしゃれも楽しみたいですし、入学式や卒業式は出席する顔ぶれも同じなので、センスの良さも見せ所です。
できるだけ購入するアイテムを抑え、入学式にも卒業式にも着まわせるようにしたいなら、ベースとなるセットアップはダークカラーを選びましょう。
卒業式はそのダークカラーのスーツで出席できます。
入学式は、ジャケットだけカラーを変えて着回すのがおすすめです。
春らしいカラーのジャケットを羽織れば、パンツやスカートがダークカラーでも明るい印象が生まれます。
それにプラスして明るい色のコサージュをつければ華やかさがグンっとアップするのでおすすめです。
着回しをする場合は、光沢があるだけのシンプルな素材などを選べば、別のジャケットを合わせてもチグハグな印象になりません。
ディテールもできるだけシンプルなものを選んだ方が合わせやすいです。
シンプルすぎる場合は、アクセサリーでアクセントを付けましょう。
スーツスタイルに必須の小物の選び方
スーツスタイルをおしゃれに見せるには、小物をプラスすることも大切です。
ここでは、小物選びのポイントを紹介します。
1. フォーマルバッグ
入学式や卒業式などの改まった場では、フォーマルなバッグが必要です。
高級感のある上質な素材で作られたバッグを選びましょう。
サイズは大きすぎないもので、最低限の荷物が入るくらいの大きさがおすすめです。
入学式や卒業式は帰りに荷物が増えてしまうことが多いので、サブバッグを持参しておくと安心です。
フォーマルバッグの定番カラーであるブラックは、ダークカラーのスーツスタイルとは相性がいいですが、春らしい明るいカラーだとちょっと浮いてしまいます。
入学式にも卒業式にも使うなら、ネイビーやベージュなどのカラーが使い回しやすいです。
入学式でもジャケットだけが明るいカラーで、パンツやスカートはダークカラーのものを着回すのであれば、ブラックのフォーマルバッグでもいいでしょう。
素材は光沢のあるものやレザーが人気があります。
リーズナブルなナイロン製のものもありますが、購入前には安っぽく見えないデザインかどうかチェックしましょう。
持ち手をパールに取り替えられるようなバッグや、コサージュを取り外しできるバッグも雰囲気が変わるのでおすすめです。
フォーマルバッグの収納力はそれほど高くありませんが、開口部は広い方が使い勝手がいいでしょう。
そのまま開口部をジッパーで閉めるだけのバッグよりは、被せがあるバッグの方がきちんと感が出ます。
2. パンプス
パンプス選びは、スーツスタイルとのバランスをとりましょう。
一番合わせやすのは、特に飾りなどもついていないシンプルなデザインです。
シンプルすぎて寂しいと感じる方は、コサージュや飾りが取り外しできるものもあります。
また別で靴用の飾りを購入するのもおすすめです。
パンプスはバレエシューズのようなフラットなものもありますが、スタイリッシュに見えるのはヒールがあるタイプになります。
ただヒールが高すぎては大変なので、3〜5センチ程度のヒールを選ぶといいでしょう。
カラーはブラックやベージュが定番ですが、スーツスタイルで取り入れた色を選ぶとコーディネートしやすいです。
スーツに合わせてグレーやネイビーなどを選ぶ方もいます。
パンプスはつま先の形によって印象が変わります。
ラウンドトゥやアーモンドトゥは優しい印象に、ポインテッドトゥやスクエアトゥはシャープでスタイリッシュな印象です。
どれを選んでも問題ないですので、スーツスタイルの雰囲気に合わせて選んでみてください。
3. コサージュ
お祝いの場にふさわしい華やかさを演出してくれるのがコサージュです。
セットで販売されているスーツならコサージュがついていることもありますが、コサージュを変えるだけで印象が変わるので、着回したいならいくつか持っておくと便利です。
コサージュの代わりにブローチをつけてもいいでしょう。
またパンツスタイルにポケットチーフを合わせると、スタイリッシュなコーディネートになります。
4. アクセサリー
入学式や卒業式を始め、発表会などでもスーツスタイルにアクセサリーをプラスすれば華やかに見えるのでおすすめです。
ポピュラーで上品さがあるのはパールですが、繊細なデザインならゴールドやシルバーでも問題ありません。
ただインパクトが強いデザインのアクセサリーは上品さにかけてしまうので避けましょう。
5. ストッキング
ストッキングはスーツスタイルのマストアイテムですが、黒のストッキングはお葬式のイメージが強いので避け、ベージュのストッキングを選びましょう。
はっきりとしたデザインが入っているものではなく、上品なラメが入っていたり、光沢があるものも人気があります。
ストッキングを履いたら、必ず伝線していないか確認します。
また替えのストッキングをバッグに入れておけば、いざというときにも安心です。
基本的にはタイツはNGですが、真冬や寒い地域、妊婦さんの場合はタイツでもマナー違反にはなりません。
分厚すぎるとせっかくのコーディネートが崩れてしまうので、薄手で保温性のあるものを選びましょう。
30代40代ママは上品で華やかさのあるスーツスタイルを目指そう
大切なお子さんの入学式や卒業式、そのほかの行事や発表会は、ママにとっても大切な場面だと思います。
出席するときは上品で華やかさのある大人の装いを目指しましょう。
着る頻度は高くないものの、お子さんの年齢によっては定期的に着る機会もありますので、着回しを考えて選んでみてください。
\30代40代のママにおすすめなセレモニースーツ/