夏のレディーススーツやインナーの選び方、注意したいポイントは?

夏のレディーススーツやインナーの選び方、注意したいポイントは?

「クールビズ」という言葉が誕生して10年以上が経ち、暑い夏場でもネクタイ・ジャケットだらけという光景は減少傾向にあります。それでも大切な場面や会社の規定などによっては夏でもスーツの着用が求められることもあるでしょう。

昨今は機能性の高い夏用スーツも多くありますが、それだけに選ぶのが難しいという方も少なくありません。
また女性であれば機能性と共に、ファッション性のあるスーツを選んでオシャレに着こなしたいと思うのではないでしょうか。

この記事では夏用のレディーススーツ・インナーの選び方を解説します。

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レディーススーツの着こなしマナー

レディーススーツの着こなしマナー

職場などフォーマルな場所で着用するスーツには着こなしのマナーというものがあります。仕事やプライベートでスーツを着用する機会がある人は、事前にスーツの着こなし方についてマナーを知っておくことが重要です。

夏でも大事なシーンではジャケットを着用すること

昨今はクールビズが広く浸透しています。

しかし、スーツを着用するとよりきちんとした印象を与えることができるため、特に商談でクライアントと会うなど社外の人と会う場合はジャケットの着用を推奨する会社も多くあります。

業界にもよりますが、状況によっては夏でもかっちりとしたスーツスタイルが好ましいでしょう。

ジャケットのボタンをしめること

男性は立っているときはボタンをしめ、座るときはボタンを外すことがよくあります。

女性の場合はいずれのときも、基本的にジャケットのボタンは締めるのがマナーです。

TPOに合わせてデザインを選ぶ

スーツはビジネスやセレモニーなどTPOに合わせてデザインを選ぶことが大切です。同じビジネススーツでも業界によって適切なデザインが異なります。

また社風によっても着用するスーツのスタイル・デザインが異なるでしょう。

そして、デザインと共にカラーも重要です。色や柄が派手なものは避けるのが無難ですが、逆に真っ黒なスーツも夏場は向かないでしょう。

夏場のビジネスシーンではグレー・紺などの落ち着いた色が基本です。

ジャストサイズを選ぶ

女性に多くある傾向が、身体のサイズに対してタイトすぎるものやスカートの丈が短すぎるものを選んでしまうことです。

スーツ選びは自分のスタイルや年齢を考慮することも大切と言えます。

ポイントとなるのは肩幅・着丈・袖丈です。どれくらいのサイズや丈が適しているかが分からなければお店の方に相談するとよいでしょう。

スカートの丈(短すぎない)に注意

サイズで特に注意したいのがスカートの丈です。ジャケットとセットで選ぶスカートの丈は立ったときに膝が半分隠れるぐらいがよいでしょう。

これは基本的にどの業界でも標準の長さとされています。

またスカートのシェイプ(形)も重要です。タイトなスカートは座ったときに横ジワがついてしまうことがあります。そのため、ジャケットと共に適度なゆとりがあるものがおすすめです。

夏のレディーススーツは何を着るべき?

夏のレディーススーツは何を着るべき?

夏用のスーツは、一般的なオールシーズンで着用するものと比べてつくりが異なります。

特に気温が30度を超えるような真夏日に着用するスーツは春夏用のものと比べて更に暑さ対策が施されています。

その機能性もさることながら、女性にとってはファッション性も重視したいところです。
ここからは夏に着用するレディーススーツの選び方について解説します。

ジャケット

春夏用のスーツは通気性があるようにデザインされています。とりわけ夏用のスーツは、裏地をすべて省いて(肩周辺のみ残す)仕立てた「背抜き仕立て」が採用されたものを選ぶのがおすすめです。

ジャケットの素材は汗を吸収してくれるように吸水性の高いものがよいでしょう。
そして、汗をたくさんかいても自宅で洗える「ウォッシャブルスーツ」であればクリーニング費用も抑えることができます。

また、男性用スーツにはない「七分袖」のスーツが着られるのも女性ならでは。清涼感のある七分丈のジャケットは涼しいだけでなくオシャレ感も演出できます。

インナー

ジャケットの中に着るシャツも同様に通気性・吸水性・消臭性の良い素材を適用したものがおすすめです。また暑さを和らげる冷感素材のものもあります。

また素材だけでなくカラーも意識するとよいでしょう。
ジャケットのカラーとの組み合わせに加え、夏らしさを演出する白や淡い水色、ピンク色だと爽やかな印象を与えることができます。

スカート・パンツ

下半身はスカートやパンツなどのスタイルがありますが、涼しさを優先しスカートの方を選ぶ方が多いです。

しかし外回りの営業や取引先との打ち合わせなど、移動や歩くことが多い方はパンツの方が動きやすいでしょう。

ジャケットやシャツと同様に通気性・吸水性の良いものを選べば暑さを軽減でき、クロップド丈(膝部分から裾に向けて細くなるタイプ)のものを選べばオシャレ感と爽やかさもぐっと上がるためおすすめです。

夏のレディーススーツのおしゃれなスタイルとは

夏のレディーススーツのおしゃれなスタイルとは

ここからはレディーススーツの具体的なコーディネートについて見ていきましょう。

長袖ジャケット+パンツスタイル

長袖ジャケットはシックな紺色やライトグレーなどの爽やかで落ち着いた色がおすすめです。営業や打ち合わせなどなどアクティブなど活動を伴う職種の場合はやはりパンツを組み合わせるとよいでしょう。

クロップド丈のパンツにすることで、涼しいだけでなくおしゃれで垢抜けた雰囲気を出すことができます。

七分袖ジャケット+スカートスタイル

ジャケット+スカートスタイルは女性らしさを引き立たせるスタイルです。

スカートとの組合せが良いのは七分袖のジャケットで、色は淡い色のほかネイビーなどの紺色もおすすめです。

腕周りのシルエットがスッキリし、涼しげな足元の印象を与えることで夏らしさを演出します。

また、パンツ・スカートの両方のスタイルに共通するオシャレのコツは、パンプスやベルトなどのアクセサリーもスーツと同色系のものにすることです。そうすることで、統一感があり知的で清々しい印象を与えられます。

バッグは大きなブランドロゴが入った物ではなく、機能性も意識しシンプルなビジネスバックを選ぶようにしましょう。

スーツスタイルはほぼ単一色のシンプルな組み合わせになりやすいため、ジャケット・パンツのサイズやデザインがより重要になります。

トータルコーディネートはお店の方に相談し、実際に試着してみるのがおすすめです。

夏のレディーススーツのインナーの種類

夏のレディーススーツのインナーの種類

スーツを選んだら次はインナーです。同じスーツでもインナーが異なるだけで見た目の雰囲気は大きく変わります。

スーツ数着とインナーの組み合せで着まわす方も多く、そのためスーツと比べてインナーの方が所有する数が多くなるでしょう。

ここからは重要な夏のインナーの種類、選び方について紹介します。レディーススーツのインナーは大きく分けて以下の3種類となります。

シャツ

メンズ・レディース共に、スーツのインナーで最もオーソドックスなアイテムはシャツです。

一口にシャツといっても開襟やスタンドカラー、ボタンダウンなどさまざまなデザインがあり、色も多彩です。しかしどれもスーツに合わせやすいように作られています。

襟が開きすぎないもの、袖が長すぎないものなどサイズを意識し好きなスタイルやカラーを選ぶとよいでしょう。

カットソー

カットソーとは襟やボタンの無いニット素材のトップスのことです。

シャツよりもゆったりとした楽な着心地が特徴でジャケットとの相性も抜群です。簡単でオシャレに着こなせるためインナーの中でも人気があります。

シャツよりもカジュアルなため、キッチリしすぎなくてもよい場面におすすめです。シャツと同様に白や淡いピンクなど夏っぽい色を選ぶのがよいでしょう。

ブラウス

最も女性らしいデザインなのがブラウスでバリエーションも豊富です。

ジャケットを脱いだときでもスーツのパンツ・スカートとマッチします。シャツよりも柔らかな素材で作られているものが多く着心地が良いのも特徴です。

シャツ+ブラウスの組合せはシャツよりもマイルドな印象になり、女性らしさが演出できるスタイルといえるでしょう。

ビジネス・カジュアル共にマッチするスタイルです。

レディーススーツのインナーのNG例

レディーススーツのインナーのNG例

スーツの着用マナーと同様にインナーにもマナーがあります。ここではインナーにおけるNG例を紹介します。

サイズが合っていない

ジャケットだけでなく、どのようなインナーでもサイズが合っているかが重要なポイントです。

首回り・胸回り・袖丈などサイズが合っていないと洋服そのもののシルエットを生かすことができません。
また、ジャケットを着用する場合に特に意識するべきなのが胸回りです。胸囲に対してシャツが小さいと横方向に引っ張られて横ジワに、大きいと縦にシワが寄ってしまいますので、シャツは胸回りのサイズに注目して選びましょう。

ポイントはブラジャーを装着した際のバストトップに合わせて選ぶことです。胸回りのサイズを中心に首回りなど、それぞれの部分が体型にフィットするものがベストです。

露出が多い

スーツを着るのは職場や取引先などのオフィシャルなシチュエーションです。したがって露出が多いものはNGとなります。

スーツの場合は特に胸元が空きすぎないように注意しましょう。シャツであればボタンの空き具合を意識し、カットソーなどの場合はしゃがんだりかがんだりしたときに胸周りの生地が浮いてしまわないものを意識的に選びましょう。

また下着が透けてしまわないようなインナーを選ぶのも重要です。心配な場合は下着の色も目立たないものにするとよいでしょう。

基本は長袖・7分丈を選ぶ

ジャケットを着ていれば下は半袖でもよいと思われがちですが、基本的には長袖か七分丈を着るようにしましょう。

ジャケットの多くは素肌に直に着るような素材やデザインではないため、汗をかくと匂いがつきやすくなります。

特にエアコンの効いていない野外では、ジャケット+半袖インナーの組合せは意外に適していないものです。

また半袖より長袖の方が見た目の印象が良くなります。業界や社風によっても異なるため環境に応じて合わせましょう。

【まとめ】夏のレディーススーツやインナーの選び方、注意したいポイントは?

クールビズが浸透しているといはいえ、ビジネスシーンにおいてスーツスタイルが求められることは珍しいことではありません。秋冬と違い、暑い時期のスーツ選びは難しいと言えるでしょう。

特にインナー選びは重要です。暑さを和らげてくれる機能性やビジネスシーンに適したデザインかを意識して選ぶ必要があります。同時にファッション性も大事にしたいものです。

会社の風土や取引先、業界に適したスーツやインナーを選んで、上手に着まわしできるのが理想でしょう。

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