パーティードレスの適切な管理方法は? 保管時の注意点も紹介

パーティードレスの適切な管理方法は? 保管時の注意点も紹介

光沢のある素材やきらびやかな装飾が施されたパーティードレスは、自宅で管理するのは難しいイメージがあるかもしれません。

しかしクリーニング後に適切な方法で保管すると、美しく長く着ることができます。

本記事ではパーティードレスをきれいに保てるよう、適切に管理する必要性の解説や管理方法を紹介します。

自宅ですぐに実践できるポイントもあるので、ぜひ記事の内容を参考にパーティードレスを管理し、お気に入りの一着を長く着ましょう。

パーティードレスの適切な管理が必要な理由は?

パーティードレスの適切な管理が必要な理由は?

パーティードレスは適切な管理をしていないと、保管時のトラブルが起きやすいことが一般的です。

ここでは特に起きやすいトラブルを交えながら、適切な管理が必要な理由を3つ紹介します。

カビが発生したりシミが浮き出たりするため

パーティードレスの適切な管理が必要な理由として挙げられるのが、カビやシミです。

カビは湿度が70%以上の場所や風通しが悪い環境、ホコリが多い環境で発生しやすいといわれています(※)。

カビは一度発生すると取り除くのが難しいので、注意が必要です。

またパーティードレスを収納する前にシミの発生に気付かないまま収納してしまうと、長期間の保管後にシミが濃く浮き出てしまう場合があります。

※参考:文部科学省.「カビ対策マニュアル 実践編」.https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/sonota/003/houkoku/08111918/003.htm ,(参照2024-05-09).

型崩れするため

サテンやレース、オーガンジーなど繊細な素材で作られているパーティードレスは、形を気にせずに収納すると型崩れやシワが発生しやすい衣装です。

パーティードレスに合っていないハンガーに無理やりつるしたり、クローゼットにそのまま平置きしたりすると、形が美しく保てません。

特にパーティードレスは着る機会が限定されるため、長期間着ないまま放置するケースもあるでしょう。

一度型崩れが起きると元に戻らない場合もあるので、適切な管理が必要です。

虫に食われるため

パーティードレスを適切に管理しないと、虫に食われてしまう場合があります。

虫は一般的に化学繊維は好まないとされていますが、衣類に汚れや皮脂、汗が付いていると、化学繊維でも虫食いが発生します。

パーティードレスを収納する際には一度クリーニングをして、汚れを落とすのがおすすめです。

パーティードレスの適切な管理方法

パーティードレスの適切な管理方法

お気に入りのパーティードレスを美しい状態で保つには、いくつかコツがあります。

保管場所などを少し変えるだけでも、前述したトラブルを避けられるので、ぜひ取り入れてみてください。

ここでは具体的な管理方法を4つ紹介します。

ハンガーラックもしくは衣装ケースを使用する

パーティードレスを自宅で保管する際は、ハンガーラック、もしくは衣装ケースを使うのがおすすめです。

ハンガーラックでの保管にふさわしいパーティードレスは、ハンガーに掛けるためのヒモが取り付けられているものや、立体的なデザインが施されているものなどです。

ハンガーに掛けることで、パーティードレスの形をきれいに保って管理できます。

またシフォン生地など、畳むとシワができやすく目立つパーティードレスも、ハンガーラックで保管した方が良いです。

つるす際は、裾が床に付かないよう注意しましょう。

ハンガーをつる場所がない場合や裾が床に付くロング丈のパーティードレスを保管する場合は、大きめの衣装ケースに入れるのが良いです。

パンツドレスも衣装ケースでの管理がおすすめです。衣装ケースに入れる際、裾などを折って入れる必要がある場合は、折る部分に薄い紙やタオルを挟んでおくと、折り目が目立ちにくくなります。

不織布のカバーを使用する

パーティードレスを保管する際は、不織布のカバーを使用しましょう。パーティードレスをクリーニングに出すと、ビニール製のカバーが付いた状態で戻ってくることがあります。

ビニール製のカバーが付いたまま収納してしまうと内側に湿気がこもりやすくなるので、長期間の保管には向いていません。

そのため通気性の良い不織布製に替えてから収納すると良いです。

湿気や直射日光を避ける

パーティードレスは、湿気や直射日光を避けて保管しましょう。

先述の通り湿気がたまるとカビなどの原因になるため、保管場所に湿気がたまらないよう、除湿剤を置き小まめに取り替えるのがおすすめです。

また直射日光を避けることで、生地の色あせや傷みの予防ができます。

着物を保管するのによく使用される桐の箱があれば、パーティードレスの保管に使うのもおすすめです。

桐は恒湿性に優れているだけでなく、防虫性や腐食耐性もあります。

直射日光も避けられるので、繊細な素材のパーティードレスも適切に管理できます。

定期的にお手入れをする

パーティードレスを長期的に保管する場合は、定期的にお手入れをしましょう。

特に締め切られたクローゼットやプラスチック製の衣装ケースに入れっぱなしにしておくと、先述の通り湿気がたまって、カビなどが発生する危険性があります。

トラブルを予防するため、定期的にクローゼットから出して、日陰で風通しの良い場所に数時間干すのがおすすめです。

まとめ

パーティードレスを台無しにする虫食いやカビは、一度発生するときれいな状態に戻すことが難しいです。

お気に入りのパーティードレスを美しい状態で長く着るためにも、生地を痛める原因になる直射日光や湿気、虫の発生を避け、適切に管理しましょう。

記事内で紹介した管理方法を取り入れて、お気に入りのパーティードレスを長く着用してください。

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