アウターとして一番外側に着るコートは、選び方1つでその女性の印象が変わるほど、強い影響力を持つアイテムです。コーディネートの主役にもなるコートには、さまざまな種類があります。
レディースコート選びに迷ってしまう人はまず本記事を読み、コートの種類から学んでみましょう。
\フォーマルからデイリーまで幅広く使える上質コートが勢揃い!/
レディースコートの種類と特徴
レディースコートは主に10種類あります。それぞれのコートで紡がれてきた歴史は異なり、現代で用いられやすいシーンや着こなし方にも違いが見られます。
参考までに、どの季節やシーンにどのコートを選んだ方が良いのかを以下の表にまとめました。
種類 | 季節 | シーン |
トレンチコート | 春・秋・冬 | ビジネス・カジュアル |
チェスターコート | 秋・冬 | ビジネス・カジュアル |
ダッフルコート | 冬 | カジュアル |
ピーコート | 春・秋・冬 | カジュアル |
スタンドカラーコート | 秋・冬 | ビジネスメイン |
ステンカラーコート | 春・秋・冬 | ビジネス・カジュアル・フォーマル |
ダウンジャケット | 冬 | カジュアル |
ラップコート | 秋・冬 | オールマイティ |
キルティングジャケット | 秋・冬 | ビジネス・フォーマル |
ノーカラーコート | 春・秋・冬 | ビジネス・カジュアル |
それぞれのコートの具体的な特徴を詳しく見ていきましょう。
機能性に優れ活用シーンも多い万能タイプ!トレンチコート
トレンチコートは、もともと第一次世界大戦時にイギリスの陸軍が塹壕戦で着用していた防水型のコートが起源であると考えられています。
戦争に用いられていたことからも、耐久性や防水性に優れており、デザインも機能性をベースにしたものが多いことが特徴です。
戦後からは、戦闘服ではなくファッションアイテムの1つとして普及しはじめ、当時の映画俳優も着始めるようになっていったそうです。
トレンチコートには、戦闘服の名残となるディテールがいくつか備えられています。例えば、肩の部分にあるベルト状のディテールは「エポレット」と呼ばれており、もともとは階級を示すバッジを付ける箇所でした。
また、倒れた兵士を救出する際、引きずるための持ち手としても活用されていたとも言われています。
そんなトレンチコートは、実はどんなシーンでも活用できる万能コートでもあります。ビジネスシーンでもスーツとの色を合わせることで、フォーマルな印象を演出できます.
カジュアルシーンでもカッコいい大人の女性を演出するアイテムになるはずです。秋から春にかけて着こなせるのも魅力の1つでしょう。
ビジネスの場はもちろんカジュアルにも使えるチェスターコート
チェスターコートは、主にスーツと合わせることを想定して作られているコートです。正式名称は「チェスターフィールドコート」であり、ヨーロッパに実在したチェスターフィールド伯爵が愛用していたことからこの名がつけられました。
作られた経緯からも、スーツやジャケットとコーディネートしてフォーマルに使えるのはもちろんのこと、近年はストリートファッションに合わせるのがトレンドです。スウェットパンツなどを合わせて着崩すのも良いと考えられています。
トレンチコートと同様に、ビジネスシーンやカジュアルシーンにも使えるチェスターコートは、ぜひ1着は持っておきたいアイテムです。
カジュアルシーン向けのダッフルコート
ダッフルコートの起源は北欧の漁師が着用した防寒着です。大きいフードやトグル(水牛のツノや木などを用いた留め具)からも寒さをしのぐために作られたことがわかります。
その特徴はなんといってもコートの大きさです。ほとんどのダッフルコートが、オーバーコートとしても着用できるようゆったりとした作りになっており、少し厚めのマフラーや秋冬用のパンツと一緒に着こなすことで、ダッフルコートの魅力がより際立ち、防寒性も高まります。
ただ、ダッフルコートはかつての学生服やセーラー服、海軍の装いをベースにして作られていることもあり、ビジネスシーンやフォーマルなシーンで用いるのは控えた方が良いでしょう。
それよりも、冬本番に着ていくカジュアルコードの1つとして使うことをおすすめします。
学生コーデにぴったりなピーコート
ピーコートは、フランス・ブルターニュ地方の漁師たちの仕事服や海軍の作業着が起源とされています。
店頭やオンラインショップでは「Pコート」と表記されることもありますが、同じコートを指していると考えて良いでしょう。ちなみにPコートの「P」は、錨の爪を意味するという説があります。
ダッフルコートにもいえることですが、ピーコートには風向きに合わせてコートの合わせを変えるためのディテールが施されています。また、襟を立てて着用することでより防寒効果を高めることができるのも特徴です。
着こなすシーンとしては、ダッフルコートと同様に海軍の装いを起源にしていることから、あまりビジネスシーン向きではありません。カジュアルシーンで着こなすのがベストといえるでしょう。
キリっとした着こなしに見えるスタンドカラーコート
コート全体が細く、立ち襟のデザインが施されているため、キリッとした大人の着こなしが可能になります。とくに働く女性から人気で、ビジネスシーンのアウターにぴったりのコートいえるでしょう。
ボタンを留めずにパンツとあわせるなど、着こなし次第ではカジュアルにも使えます。ビジネスでもプライベートでも大人カッコいい女性を目指すのであれば、1着は持っておきたいところです。
袖の選び方で印象が変わる!薄手のステンカラーコート
今回紹介するレディースコートの中でも、もっとも薄手で無駄を省いたシンプルなのがステンカラーコートです。
そのシンプルさから、ビジネスでもプライベートでも使いやすく、汎用性が高いと考えられています。裏地の着脱可能なものを選べば、冬だけでなく春先や秋まで活躍することができるオールマイティなコートといえるでしょう。
ステンカラーコートは袖のつき方によって、2つタイプに分かれます。肩から脇に垂直に切り替えの入った「セットインスリーブ」というタイプは、スーツのようにかっちりとした雰囲気になるため、大人っぽいイメージやしっかりした印象を与えやすくなります。
一方、首もとから脇に斜めに切り替えの入った「ラグランスリーブ」というタイプは、肩の落ちたシルエットになりやすいため、相手からは大人しい印象や物腰が柔らかいイメージを持たれやすいでしょう。
カジュアルシーンで温かさを重視するならダウンジャケット
ガチョウや家鴨といった水鳥の羽毛を使用し作られている防寒用のアウターがダウンジャケットです。
「ダウン」とは、水鳥の羽根の間に生えている丸い球状になった綿毛のことで、ダウンボールとも呼ばれています。このダウンによってダウンジャケット特有の柔らかさが実現されており、また毛同士が絡み合わないという特徴からも空気をジャケット内に含むことも可能にしています。結果として空気が断熱保温をする役割を持つようになり、温かくなるのです。
ダッフルやPコート同様に、カジュアルな印象を与えるため、フォーマルなシーンでの使用は控えた方が良いでしょう。
体に巻いて着るラップコート
今回紹介しているレディースコートの中でも、もっとも特殊なつくりをしているのがラップコートです。本来コートにはボタンが付いているものですが、ラップコートにはボタンがありません。前を閉めたい場合は、共生地のベルトを体に巻き付けるようにして打ちあわせるのが基本です。
そんなラップコートの魅力といえば、着こなし方が豊富な点と、他のアイテムとの合わせ方次第で、ラフな雰囲気がありつつもエレガントな雰囲気を演出できる点にあります。デザインもさまざまであるため、ファッションや体形、シーンに合ったコートが選べますし、デートや女子会、通勤など、シーンを問わず頼れるところもラップコートの魅力といえます。
衣服の重さが気になる方におすすめのキルティングジャケット
防寒用品として発案され、元々は裏地として扱われていた素材を用いたのが、キルティングジャケットです。昨今は表地にも使われることが多くなり、凸凹感なデザインが新鮮と好評です。
また、キルティングジャケットは全体的に軽いため、ダウンジャケットやダッフルコートのようなコートが重いと感じる人にとってはとても便利なコートです。
襟無しが最大の特徴!ノーカラーコート
ノーカラーコートの最大の特徴は「襟がない」という点です。襟がない分、ブラウスやUネックのカットソーといった首元が大きく開く服との組み合わせは抜群です。デザインもシンプルなものが多く、カジュアルコーデからきれいめなビジネスコーデまで幅広く使えるのが魅力です。コート選びで迷ったときのために、1枚持っておくと便利なコートといえるでしょう。
季節とシーンを意識してレディースコートを選びましょう
コートによって活用シーンや適した季節は異なります。コート1つで大きく印象が変わるため、あまりにも場違いなコート選びはしない方が良いでしょう。もしコート選びに迷ったときは、この記事を参考にしながら選んでみてください。
お気に入りのコートが見つかったら、コートに似合うウィッグを選んでコーディネートを楽しむこともおすすめです。コートを何着も購入するのは大変ですが、安価で自然なウイッグなら手軽に雰囲気を変えられます。
安くて自然なウィッグならぜひbrightleleでお求めください。長さや色、素材も豊富なのできっとお気に入りのアイテムが見つかるでしょう。
\フォーマルからデイリーまで幅広く使える上質コートが勢揃い!/